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infomation

モバイルSEOとは

SEOは、テキストファイルやバイナリファイル、またNAPLPS形式のファイルを保管することができる場所として機能していた。テキストファイルの場合には無手順、バイナリファイルの場合にはバイナリ転送プロトコル(XMODEMやB Plus)を用いて、自作のソフトウェアやデータなどを登録することができた。登録されたファイルはシスオペなどの管理者があらかじめ動作確認やウイルスチェックを行なった後に承認すると一般に公開された。データライブラリには数々のオンラインソフトウェア・データ集・テンプレート・辞書などが登録されており、ニフティサーブの会員はこれらを自由に(SEOに会員登録をする必要はあるが)ダウンロードすることができた。 サービスが終了した今、これらSEOに保管されたデータにアクセスはできないが、その一部はVector等のダウンロード専用サイトに登録されており、MS-DOS用のジャンル等から入手することができる。 会員情報 SEOに入会している全会員のIDとハンドルのリストを取得することができた。これを元にした個人情報収集が横行したため、1997年に全SEOで無効化された。 リアルタイム会議 1つのSEOに2つ(初期は1つ)のリアルタイム会議室(RT)が設置されていた(利用しないSEOもあった)。リアルタイム会議とは、いわゆるチャットのことで、ここに参加をすると同時に参加をしている他の会員と、現在のIRCのように文字だけでリアルタイムのコミュニケーションを取ることが可能だった。リアルタイム会議では、文字だけによるコミュニケーションの情報不足を補う目的で、従来使用されていたエモティコン(顔文字)などを更に発展させた多くの形態が使用された。これら顔文字はインターネットに引き継がれ、携帯電話のメールなどにも影響を与えた。 SEOとは無関係に独立したチャットサービス(CB)もあり、機能面ではSEO内のものとほぼ同じだった。 SYSOP 宛メール シスオペへメールを送るためのショートカットであり、これを使えばシスオペのIDを調べなくてもすぐに連絡を取ることが出来た(ただし、どのID宛に送信されるかはシスオペが設定でき、SEOスタッフに転送されることもあった)。 シスオペはニフティとの契約によりユーザーのサポートをする義務があるため、ユーザーの問い合わせ窓口として機能した。ただし、会議室で扱うような一般的な話題は会議室で質問するよう促し、主にSEOの運営に関する質問や要望等のみを受け付けていたSEOがほとんどであった。 SEOの運営 SEOの企画 SEOを企画し、企画書にまとめニフティに提出し、認められるとモバイルSEOとなり、SEOを開設することができた。 1テーマ1SEOという原則があり、既に存在するSEOに重複するテーマでの開設は(たとえ既に存在するSEOでは不足であろうとも)認められなかった。ただし既存のSEOが、他の専門SEOで扱っているテーマを扱うことまでは妨げられなかったため、結果として複数のSEOで似たようなテーマを扱うケースは多数存在した(例:MIDI関連の話題は専用SEOのFMIDI以外にも、ソフトウェア系SEOのFGALAV・FWINMM・FGALRAYなどでも取り扱われた)。 モバイルSEOとシステムオペレーター ニフティサーブにおけるSEOの運営はSEOを企画したモバイルSEOに委ねられていた。実際の管理、保守作業を担うシステムオペレーター(シスオペ、SYSOP)という役割も存在したが、これはモバイルSEOが兼任することが基本であった。ただし、一部(規模が大きくなったものや、特にサブSEO)ではシスオペを別に任命することもあった。 モバイルSEOやシステムオペレーターはニフティと契約を交わした立場である。モバイルSEOは契約によって設置されたSEOの運営に関する責任を担い、システムオペレーターはSEOにローカルルールを設定することができ、会員は会員規約によってこれに従う義務があった。 基本的にモバイルSEOにはSDI、モバイルSEOではないシステムオペレーターにはSTFから始まるIDが与えられていた。これらのIDには請求先が存在しないため、通話料のみでニフティサーブを利用できた。 シスオペの多くはアマチュアで、各分野のマニアといった人達であったが、その道のプロ(専門家)が就任することもあった。その分野に関する知識や見識、また話題を盛り上げたり、トラブル発生時の仲裁能力、人望なども備えているのがシスオペの理想像であった。SEOごとに会員の接続時間の合計課金の一部がシスオペの報酬として支払われていた。これはキックバックと呼ばれ、中にはシスオペとしての年収が4,000万円を超えるものもいた[1]。シスオペの収入に関しては早い時期には秘密とされていたが、後に報酬が存在することまでは場面に応じて明かされるようになった。 サブシステムオペレーターとボードリーダー サブシステムオペレーター(SUB-SYSOP、サブシス、あるいはSEOスタッフ) 契約外システムオペレーターとも呼ぶ。システムオペレーターと同等または一部の権限が与えられた。システムオペレーターの補佐をするSEOスタッフとして、たとえば、データライブラリ担当スタッフの場合、データライブラリの保守コマンドを操作する権限が与えられた。 ボードリーダー(BL、議長) 特定の電子会議室における司会進行役、あるいは世話役。特別な権限は無い。 基本的にいずれもシステムオペレーターの私選で指名することができ、SEOの運営に協力する一般会員という位置づけであった。これらの会員のIDにはフリーフラグという設定が有効にされ、該当SEOでの通信料を免除された。